TangYi Studio

瑭宜の視点

一人で三か月、ゼロからカードゲームアプリを開発してリリースするまで

林政賢 ·

七年前、インタビューが冷めないようにと質問カードの束を用意した。七年後、その束は App Store の審査を通ったゲームになった。間にエンジニアはいない。私と、パソコン一台と、三か月だけだ。

七年前のあのカード

《紫色微醺夜》というチャンネルを、私は七年撮った。その七年間、カメラの後ろに座って数百人に質問をした。軽い質問もあれば、聞いた瞬間に現場が三秒静まるものもあった。

最初、あの質問カードはただの救急道具だった。後になって気づいた。あのカードこそが番組の核心だった——二人を数分で社交辞令から抜け出させ、ふだん話さない場所へ直接連れていく。恋愛、夜、曖昧な関係、後悔。「言いたいのに口に出せない」ものたち。

七年で質問は巨大なデータベースになった。映像に残るのは数分だけで、残りは全部私のフォルダに眠っていた。もったいないと思った。あの質問は本当に効くからだ。何度も見てきた。十年来の友人同士が、一枚のカードで相手のことを初めて知る。カップルが、一つの質問で午前三時まで話し込む。これは私が作った演出ではない。七年間、この目で見てきた現実だ。

なぜ T シャツではなくアプリなのか

クリエイターがグッズを作るとき、最初に思いつくのは T シャツ、マグカップ、ステッカーだ。それはロゴを別の場所に置き換えただけで、番組そのものとは本当のつながりがない。そういうものは売りたくなかった。

視聴者は私がカードでゲストに質問するのを見て、笑って終わる。だがあのカードが彼ら自身の手にあったら?今夜、友人と一杯やるとき、質問する側が彼らだったら?それこそが番組の体験を外へ延ばすということだ。

数年前、ある先輩に言われた。「稼ぐなら、一度作れば無限に複製できるものをやれ。」私は文藻外語大学で 11 年、業界講師をしてきた。この言葉は刺さった——授業は一度話せば教室にいる人にしか届かない。だが製品になれば、私が寝ている間も働き続ける。

物理カードは印刷、倉庫、物流、返品対応が要り、一問直すだけで刷り直しだ。デジタルカードは一度作れば千人のスマホに同時に現れ、新しいセットを足すのもバックエンドを一度更新するだけ。

一度作って、無限に複製する。
これがその最も純粋な形だ。

エンジニアではない私の、三か月の過ごし方

先にはっきり言う。私はコーディング出身ではない。経歴は十数年の映像と VFX、それに少しのデザインだ。

三年前なら、エンジニアを探し、高い見積もりと長い工程の間で消耗し、たぶん立ち消えになっていた。だが 2026 年は違う。AI は「頭の中の考え」と「動く製品」の間の高い壁を、登れる坂に変えた。

コードを一行ずつ自分で書く必要はない。だが要件を判断し、手順を分解し、成果を検収し、美しさを守る責任は私にある。この四つは、十数年の撮影と 11 年の教育で積み上げた技能そのものだ——以前は現場で使い、今は画面の上で使っているだけ。

三か月で、App Store の審査を通るカードゲームを作っただけでなく、開発からリリースまでの道を一本通した。途中で踏んだ穴は少なくない。

⚠ 本当に踏んだ三つの穴

一、Apple に Guideline 4.3(b) で三回連続リジェクトされ、審査規則が何を管理しているのかを一から理解し直した。

二、リリース直前に課金の仕組みに穴が見つかり、購読収入がゼロになりかけた。

三、カードの内容を半分作ったところで、数十枚が言葉を数語替えただけの重複だと気づいた。

どの穴もその瞬間は痛かったが、解法はどれも汎用的な知識だ。「アイデアはあるがコードが書けない」段階で止まっているなら、アプリ開発とリリースのページに、私たちが実戦で通った流れと落とし穴リストをまとめてある。

このシリーズで次に書くこと

これから数本かけて、《紫色微醺夜 X Card Game》がゼロから形になるまでを書いていく。「私にできたからあなたにもできる」という自己啓発ではなく、実際に何が起き、どう判断し、どこで間違えたか。

今、このカードゲームはリリース済みだ。製品の姿を実際に見たければ、App Store でダウンロードして試してほしい。社交辞令を飛ばして、そのまま明け方まで話し込むあの感覚を。

あなたにも長く温めているアイデアがあるなら:次にシステム開発の問題にぶつかったとき、急いで外注の見積もりを取る前に、本当に解決したい核心のインタラクションが何かを先に定義してほしい。プロジェクトの分解について話したければ、ご相談予約はこちらから。

この記事について:2026 年 8 月に公開した内容の近い二本の記事を統合したもの。旧 URL は自動でここに転送される。

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著者:林政賢(監督 · Gen AI クリエイター兼エンジニア · 瑭宜影像創意工作室 創業者)